普通の人が普通に生きていく
- どこにでもいる「普通」の人が、なぜ「普通」に生活できるのか
- みんな「悩み」持ってる
- 「壁」にぶち当たって乗り越えようとするから「悩む」
- 「悩み」があるなら何かを変える行動を取ろう
- 「普通」でいるためには仕事に抑圧されながら生きるしかないの?
- 仕事がそんなに嫌ならば仕事以外の収入源を見つけてしまえ!!
- 普通の人が普通に生きていくためには
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どこにでもいる「普通」の人が、なぜ「普通」に生活できるのか
私はいつも不思議でした。
だって、みんな「普通」に笑って生きている。
一方、自分は「悩み」があって、毎日毎日苦しんで今日を過ごしている。
・仕事に行きたくない生きてるのつらい(憂鬱)
・仕事辞めるだけのお金がない(宝くじ当たらないかなぁ)
・家のローンもあるし仕事辞められない(共働きの片輪ぶっ壊れたら火の車)
・意地でも仕事にかじりついて嫁も子も犬も養っていかなきゃ(自分一人の人生じゃない)
・上司怖すぎ毎日訳わからない理由で怒られるけどへこへこゴマすっていかなきゃ
数え始めたらキリがない。
みんな「悩み」持ってる
数年前、私は上記のような「悩み」を抱えて生きていました。
仕事も行きたくなかったけど、お客さんからの呼び出しやクレーム対応、
事務所に帰ってメールチェックやら見積書やらクレーム報告書やら…
23時半に仕事を終えて、終電の1本前の電車に飛び乗って、
0時に帰宅して、シャワー浴びて寝て…それで気が付いたらまた朝。
そんな生活を送っていました。
別にブラック企業というほどでもない、ごくごく普通の会社ですらその状態。
(これ、東証一部上場企業だよ?一応。)
日本の労働環境って異常ですね。
そんなある日、仲良くさせてもらってた同僚や先輩と飲みに行った。
そこでは、
・『俺さ、仕事辞めたいんだよねぇ』⇒『僕も!』
・『給料安すぎワロロン』⇒『転職転職ゥ!』
・『会社行きたくなさ過ぎて嘔吐く』⇒『玄関で靴紐結びながら泣いた』
・『仕事楽しくねぇなぁ』⇒『ですねぇ…』
こんな会話が繰り広げられていた。
【みんな何かに「悩み」ながら生きているんだな】
改めてはっとしました。
思い返して見ると、同僚は転職組で前職はかなりブラックだったようです。
会社に泊まることも多く、給料も安かった。
今の職場は「天国かってくらい楽!」と笑っていましたが、そんな彼でも「靴紐結びながら泣くんだ」っていうのが驚きでした。
先輩も仕事ができる人で上司からも目をかけてもらっていましたし、
すごくスマートに仕事をスイスイこなしていた印象で、
イキイキと仕事してると思ってたら『楽しくない』とは。
当たり前のことですが、みんな「悩み」抱えてるんですね。
「壁」にぶち当たって乗り越えようとするから「悩む」
人生は山あり谷あり。壁と思っていても登ってみれば山だったり、坂だったり。
登り切ったら案外大したことなかったり、次の谷では下り坂で進みやすかったり。
ずーっとその状態が続くわけではないんですよね。
上記であげた先輩はその数か月後、精神的な病で休職し、
復帰した今では前以上にバリバリと仕事しています。
同僚は転勤で別の職場に行きましたが、まったく上司と馬が合わずに燻っています。
異動願いを出したようで下期から別の職場への異動が噂されています。
最後に私ですが、私は「(こーのクソ会社がァ!)」と心に念じて働いていましたら
転勤決まって、前より厳しい上司の下、「会社行きたくねぇな…」と思いながら働いております。
一応補足ですが、前の職場で鍛えられた分、仕事はある程度こなせるようになったので
1日数時間の残業で帰れるようになりました。
「悩み」があるなら何かを変える行動を取ろう
正直な話、悩んでる⇒愚痴ったら解決!なんてほぼありません。
心はすっきりするかもしれませんが、根本解決には至りません。
小さなことでもいいので何か変える努力をしてみよう!
例えば…
・今の職場や上司嫌だな⇒異動願い
・今の会社つれぇな⇒転職検討
・お金がねぇよ⇒つみたてNISA始める
別にすごいことしなくてもいいのでもがいてみましょう!
がむしゃらに頑張ることで見えてくるものもあれば、
視点を変えて見えるものもある。
逆に今の環境で頑張る必要がないなと判断すれば、
頑張らなくてもいい選択肢や新しい環境を見つけることも手です。
・職場や上司がクソ。いや、会社自体もクソ。
⇒会社の資格取得支援精度で資格取って転職!
異動願いでもクソからクソ職場へ異動するだけなら、
いっそ会社自体辞めるように考えればいいと思います。
今の会社とことん利用してやれ!
・上司からいびられて辛い
⇒上司を孤立させるように仕向ける
大きな声で挨拶して、何がいけないか聞きまくる等の自己改善でどうにかなるのであれば
それに越したことはないのですが、単に上司の性格で変えられないのであれば、
自己改善の努力も無駄です。
もっと上の役職の人にチクったり、診断書もらったり、退職代行で引き継ぎなしに辞めてやったり…その上司にとって困ることをしてやりましょう。
「上司のせいで俺の人生台無し」なんてことはやめましょうよ、もったいない。
世間にはいろんな人がいるので馬が合わなければさっさと切っていいですよ。
ちょっと攻撃的な行動例が続いてしまいました。(私情が含まれている?)
「普通」でいるためには仕事に抑圧されながら生きるしかないの?
「普通」って何なんでしょうね。
会社勤めの社会人としての「普通」って、そこそこの仕事で、そこそこの給料もらえて、
週末2日間は休み…みたいなことですよね。
「普通」の中にはパチンコと競馬がやれるだけのお小遣いもらえば文句なし!って人もいれば、家庭第一だから例え数百万年収が下がっても転勤のないエリア限定職になる人もいる。
当然、「普通」っていうのはみんな違ってみんないい。
会社に属していない人も見てみましょう。
会社に縛られていない個人事業主やフリーランスの人が羨ましく見えることもありますが
当然その人にも「悩み」がある。
もしかしたら組織に所属していない分、違った苦労を抱えているかもしれません。
資金繰りは大丈夫か?仕事を自分で開拓して見つけないといけない。
コロナの影響で売り上げがた落ち。不安定な収入源だから毎日不安で夜も眠れない…。
あるいは家庭で働いているから近所の目が痛いことに悩んでいる人もいるかもしれません。
仕事って一日の大半を占める人が大多数なので
その分、悩みの幅も量も質も様々ですね。
仕事がそんなに嫌ならば仕事以外の収入源を見つけてしまえ!!
本題に少しずつ戻しますよ。
私は今日現在「仕事」続けていますが、精神的にすごく楽をしている理由があります。
・仕事以外の複数の収入源を持っている
からです。
別に仕事辞めさせられてもいいや!(よくないけど)
くらいの気持ちになりました。
肩肘張らずに仕事ができるので上司の嫌みも
ノルマのプレッシャーもそこまで怖くありません。
具体的には、
・月30万円の不動産家賃
・月数千円の広告収入(笑)
があるので今、解雇されても何とか食いつないでいけます。
もちろん全て合法のもので、誰かを騙したり、陥れて手に入れたものではありません。
配当金のススメ
とにかく資産殖やして、割安株や高配当の株や投資信託を買う。
月々の給与天引きで持株会の株買ったり、月々数万円ずつ積み立てNISAで投資信託買って、ボーナスが出たら3割以上は株の買い増しに使って…
保有している株が値上がりしたら売って、
配当得たらまた買い増しして、8年かかってここまできました。
年間10万は黙ってても配当金が入るし、売って得た差益も入れると年20~30万は得ているのではないかな?
保有している株やETFのポートフォリオはまた別の機会に詳細はお伝えします。
サラリーマン大家のススメ
不動産オーナーって聞くとなんだかすごいことしてる…怪しそう…と思われますが、
とても健全な不労所得です。確定申告は必要ですが。
私みたいなサラリーマンは銀行から見れば、優秀な借り手。
毎月決まった額の給与が入るし、そこそこの企業ならまともな人だと
勝手に思ってもらえる。
月30万の収入と言いましたが、早く返したいので
ローン返済に大半を回している関係で、実際の手残りは3万円くらい。
修繕費積立や固定資産税はもちろん除外しますよ。
広告収入のススメ
正直、弱小アフィリエイターすぎて何も言えないのですが…
この「はてなブログ」以外にもいくつかブログ持っています。
テーマは競合が多いものからニッチなものまでありますが、
いずれも自分が好きなものしか書いていないので記事を書くのは
そこまで苦ではありません。
好きなこと書いて数十円でもお金が入ったら十分!
しいて言えばもう少し他のブロガーさんと交流持って、色々お話し伺いたいですが。
最終章、まとめです。
普通の人が普通に生きていくためには
時に悩みながら、壁にぶち当たりながらもみんな「普通」を装って生きている。
でも「仕事」に縛られずに生きることは可能。
そのためには「複数のお金の入口」を得ておくこと。
最後に私の好きな「孟嘗君」(宮城谷昌光)の中からこんな逸話を紹介します。
狡兎三窟(こうとさんくつ)
今から約2300年前の中国・春秋戦国時代の政治家:孟嘗君(もうしょうくん)は、後に中国統一を成し遂げる大国・秦を苦しめた戦国四君のひとりです。
孟嘗君は斉の国の王族:田文として生まれました。しかし、5月5日生まれは不吉の子として、実父・田嬰に殺されかけます。実母に匿われ、成人になるまで立派に成長すると、実父・田嬰に「なぜ殺そうとしたか」尋ねたことがありました。
すると田嬰は「5月5日生まれは門戸の高さまで成長すると親を殺すという言い伝えがある」と言い、田文は「人は運命を天から授かるのでしょうか、それとも門戸から授かるのでしょうか」と言い返したといいます。
続けて、「門戸を高くすればよい」とも。この絶妙な返しに田嬰の家臣たちも驚き、彼こそ跡取りに相応しいと推薦するようになります。しかし、今までの経緯もあってか、田嬰は田文を受け入れることはなく、田嬰の屋敷に入ってからもしばらく冷遇されていたそうです。
やがて田文は食客と呼ばれる用心棒の世話を任されるようになります。
一芸でもあれば雇い入れ、その数は数千人にも及びました。
あるとき、田文は食客たちと一緒に食事を取っていました。すると田文と食客たちの間に衝立が立てられました。
ある食客は「おい!あんたさぞかしうまいもんでも食ってるんだろ!」といちゃもん付けますが、衝立を外したら同じもの食べていた…疑った食客は恥で自刎してしまいます。
この話が食客たちの間でも評判となり、やがて各国を渡り歩く食客たちを伝って周辺諸国にも知れ渡るようになっていきます。
まずはこの話を聞いた秦。当時の秦は始皇帝の曽祖父・昭王が治めており、斉と覇を競い合うライバルです。昭王は田文を呼んで、自分に仕えさせようと画策しますが、(斉の王族を仕えさせたら、斉に対して利になることをするのでは…)と途中で疑心暗鬼になり、殺そうとします。
数千人もいた食客のうち、盗みがうまいものを使って、昭王の妃にプレゼント作戦!
「ねぇ、あなた、田文助けてあげて」⇒「うーん、お前が言うなら…」
で時間を稼ぎます。
その間に関所まで逃げた田文たちですが、この関所は朝まで開かない。
でも朝まで待っていれば心変わりした昭王の追手がまた来てしまう。
食客のうち、鶏の物まねがうまいものを使って、
「こけこっこー朝だよ!」⇒「おっ、朝か。暗いけど開けるか!」
この逸話は「鶏鳴狗盗」というものです。
「たとえつまらないもの(才能)でも、役に立つことがある」という意味です。
斉に帰ってから田文は宰相として手腕を発揮。秦への仕返しとばかりに、同じく秦としのぎを削っていた韓と魏の国とともに3か国連合軍で秦を打ち破ります。
その後、田文は斉の国力を高め、富強を進めます。
しかし、斉王・湣王は「田文あっての斉」という風評を疎ましく思うようになり、
宰相を罷免。
田文はあっという間に宰相の立場から、たったひとつの領地:薛(せつ)を持つ
一領主にまでなってしまいます。
また、田文のもとにいた約3000人の食客も立ち去っていきました…。
しかしたった一人、馮諼(ふうけん)という食客だけ残りました。
馮諼は田文にこう、進言しました。
「すばしっこい兎でさえ『三つの窟(=穴)』があって、
やっとその死を免れることが出来るのです。
今、君(きみ)には薛という『窟』が一つしかなく、
枕を高くしてお休みになることは出来ません。
君のために『窟』をもう二つ掘ってまいりましょう。」
と馮諼は言って、国内外を走り回ります。
2つ目の『窟』は、宰相への復職でした。
「田文を迎え入れた国は豊かになり兵を強くすることができるでしょう」といって
隣国・魏に働きかけます。魏は上席を空けて、田文を迎え入れる準備をしました。
一方、斉の湣王には「魏が田文を宰相に迎え入れようとしていますよ。
詫び状書いて斉の宰相として呼び戻したらどうですか」
湣王は慌てて詫び状を書いて、斉の宰相として厚遇したそうです。
しかし馮諼は3つ目の『窟』を用意するためにこう続けます。
「斉の王族たち、先祖を祀ったお墓を薛に建ててください」
そう、3つ目の『窟』は、自領地の薛に先王の宗廟を建て、
斉王が薛を攻められないようにすることでした。
この後、数十年宰相を務めましたが、やっぱり斉王と折り合いが合わなかった
田文は斉の宰相を辞めて、魏の宰相になります。
斉は楽毅というこれまた春秋戦国時代の名将率いる趙・魏・韓・秦・燕の五国連合軍に攻め込まれ、斉王・湣王は殺されます。
最終的に田文は斉に迎え入れられ、紀元前279年没。
国をまたいで大活躍した『万民のための宰相』はその生涯を閉じました。
①自領地:薛(+先王のお墓)
②魏の宰相
③斉の宰相
という3つの『窟』、あなたも持ちましょうね!!
①本業の仕事
②副業や副収入
③保険
とかね。
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