20代 投資家 が30代 投資家になるにあたって
「20代 投資家」が「30代 投資家」へと変わる時…
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20代 投資家 (( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ) - EcoLiveForever
- 年齢あがるだけ？
違うんだな。これが。
20代は社会人としてまだヨチヨチ歩きだ。
しかし、30代ともなれば大卒なら8年、院卒なら6年は働いているはずだ。
新卒の平均月収が約20万～23万。
手取りが7～8割とすると14～19万くらいか。
少なっ！！と思うかもしれないが平均だ。
これより少ない人も多い人もいるだろう。
諸手当は考慮してないため、実際は手取り19万円くらいが妥当な線かな。
年に1万も昇給しないところが大半だが、
20代後半くらいになると徐々に昇格するころ。
主任？リーダー？
呼び方は何でもいい。
30歳前後でようやく月収が30万前後、手取りが24万～28万くらい。
1.足りねぇよ足りねぇ！！
社畜8年近くやって月収32！手取り26！
(平均の話だからこれより多い少ないで勝負しなくてもいいぞ…)
家族養って、マイホーム買って、子供できたら家計なんて火の車じゃん！！
社会が悪い、政府が悪い、日本が悪い！！
商社行った同級生がタイでプール付きの豪邸住んでるとか
そういう話がInstagramやFacebookに流れてくるのもこの頃だ…
学生時代に馬鹿にしてた友人が美人な奥さん貰って、マイホーム買ったとかな。
でも、人と比べても意味が無いよ。
お前はお前。俺は俺。
よそはよそ。うちはうち。
人生に迷って
ココハドコ。ワタシハダレ…。
なんて自分を見失う必要は無い。
人生の満足度において大切なのは以下の3つだけだ。
〈人生の満足度の3ヶ条〉
①お金や友達、イベントごとの多寡で人生の満足度は測れない。それよりも自分がいかに楽しんでいるか、好きなことやっているか、充実しているか。そして、そんな充実している自分が好きか？
②他人の人生がどんなに素晴らしく見えても、他人は他人。隣の芝生は青いだけ。要は人生楽しんだもん勝ち。自分が満足していれば問題ない。だから他人と比べても仕方ない。
③もし上へ上へとのし上がりたい野心があるならまずは自己改革を進めよう。しかし、高みを目指すには敵も多く、競争も激しい。いざこざや争いを避けるにはまず、「比較する」ことを辞めて、色んなものを「手放して」みよう。プライドでも、意地でも、カッコつけでも、そんなものは重荷だ。むしろコツコツ努力しよう。資格勉強でも、好きなこと調べるでもいい。地道な努力は裏切らないよ。
2.人生の幸福とは
宗教じみてきたな…。
でも大丈夫！ここで安易に転職を勧めたり、ネットビジネスの教科書を売りつけたりはしないから。
ここでは「人生の幸福」について改めて考えよう。
お金がある、仕事がある、食う寝る住むところがある…
人によって幸せの基準は違うだろう。
上記にあげたものを全て満たしていても、幸福ではない人もいるだろう。
お金持ちのお嬢様だけど自由がなくて毎日習い事ばかり…とか、
両親はおらず、幼い弟のために汗水流して働いてるけど、幸せ…とか。
この2つの違いはなんだろう？
自分の好きなことを精一杯やってること？
要するに「足るを知る」人が幸せを感じやすいのではないか。
別にお金が無くてもいいじゃん！
俺には愛する弟がいる！
別に自由がなくても、習い事させてもらえるし、お金持ちだし、ええやん！
などなど。
つまり、「普通」こそが幸せ。
「平凡で平和なことが幸せ」
足るを知れば、幸せ…
しかしここで「足るを知ろうよ！」と章をまとめてもいいのだが…
ここまで読んでるみんなが求めてるものはこうじゃないと思う。
ぶっちゃけ、
お金があったら俺、もっと幸せになれそうだ！！
って人が多いんじゃないか？
(奇遇だな、ワイもそうだよ)
ともかく、20代から30代にかけての諸君は、
お金がこれからどんどんかかる歳になってくる。
マイホームやマンション、子供。
子育てはもちろん、離婚したら養育費と慰謝料。
親が動けなくなった？介護費！
実家のリフォーム？立て替え？
色々一段落したらムッスコが大学生。
うん。お金、結構必要だね。
〈幸福=人並みの生活〉
- 人並みの生活をするにもお金がいる
3.(お金が)足るを知る
こんな話を聞いたことないだろうか？
たぶんおおよそ、治ると思う。
うつ病の原因にもよるが、大抵、家族やクラスメイト、仕事関係でのメンタルクラッシャーが原因のケースが多いと思う。
これらは大抵お金で解決ができる。
家族やクラスメイトから逃げたければお金があれば引越し、自立、転校も思いのままだ。
仕事なんてお金があれば辞めてもいい。
健康上の理由でうつ病でも治療費があれば治るかもしれないな。
将来への悩みだって、お金があればなんとでもなるんじゃないか？
こう書くと全ての悩みの原因はお金！
お金って悪！資本主義ダメ！ベーシックインカムを導入すべき！って極論叫ぶ人もたまに現れるが…
人並みの生活ができるくらいのお金さえ得られればいいのなら、ちょっとの我慢とちょっとの知識、そして長い時間で解決出来るかもしれない。
〈人並みの生活ができるくらいのお金を築く方法〉
- 米国のETF(投資信託みたいなやつ)を毎月一定額買う
- VTIとかVOOとか色々あるけど、S&P500と呼ばれる米国の主要指標に投資してるETFなら基本どれでも大丈夫だ。米国は年数%ずつ成長してる。コロナ禍にあっても一時的なマイナスだけでまた伸びていく可能性が高い。
- 毎日数字を追う必要はない。毎月3万円ずつ貯金してるならそのうちの1万円をETF自動積立とかに回せば良い。一時的なマイナスなんて無視して購入！あとは気絶でもしておけ！
- もし今25歳なら、毎月1万円で年間12万。今どきは再雇用制度で65歳まで働けるから30年間ETFを買い続けたとしよう。なんと総額は360万だ！！
え？足りない？
違うぞ。
掛けたお金が360万なだけだぞ。
しょぼい金利しかつかないそこらの銀行であればたしかに360万＋αくらいだろうな。
しかし、あのS&P500だぞ。
投資の神様、ウォーレン・バフェットさんも
「俺が死んだらこれ買っとけ」っていうもんだぞ。
毎年多少の上がり下がりはあるだろうが年々基準価額が上がってきている指標だ。
もし仮に年7%成長する米国ETFを30年間、月1万円ずつ買い続けたら…
毎年7%はさすがに…
急下降したとして年1%でもやってみた。
どちらにせよ、もっと市場は複雑だし、税金もあるし、配当金すべて再投資してる計算だし…ハチャメチャな計算なのだが、利回り次第では元金の2倍3倍は目指せることが分かって頂けただろうか。
4.リスク
ここまで雄弁に
- お金が全てじゃないけどお金やっぱ欲しいよな～！
- よっしゃETFでも買おうぜ！！
と紹介してきたが、私個人はS&P500の指標に則ったインデックス投資に全力投球は危険だと考えている。
なぜか…それは米国がこれからも成長し続けるとは思わないからだ。
たしかにS&P500はアメリカのトップ500の企業を集めた世界のエリート企業集団。
世界の富の何割かをこの500企業で稼ぎ出している…。
しかしながら、米国の経済がこれからも同じように年率7%ずつ成長カーブを描くとは思えない。
中国の台頭があるかもしれない。
最強のAIに仕事取られるかもしれない。
コロナが続いて世界的大恐慌が起こるかもしれない。
たしかに先進国で人口が増え続けてるアメリカはこれからも成長が期待できるかもしれない。
しかし、そんな人口増加の1920年代～1940年代、アメリカ市場は低迷期だった。
もし、30年間積み立てするでー！！と意気込んで、長く続く低迷期にアホの一つ覚えでS&P500を買い続けたら…？？
賢い読者たちよ。
VWOあたりなんてどうだ？
卵はひとつのカゴに盛らないように。
5.20代投資家が30代投資家になるとき
20代投資家は独身のうちにシコシコ色々と試してみれば良い。
失敗してもすぐ取り返せる。
しかし、30代投資家になるとき、少しずつ攻めの投資から守りもできる投資に変えていくべきだと思う。
具体的には、
-
個別銘柄だけでなく、ETFや投資信託など幅広く投資できるものを持つ
-
銘柄に生活用品や医薬品など景気動向に左右されにくい株を持つ
-
株・投資信託以外の金融資産(貯蓄性保険や金、外貨、国債、不動産など)を持つ
-
いざというときの生活費3ヶ月分を現金で持つ
この4つはやっておこう。
30代は1番お金がわっと必要になる年代だ。
そこそこ仕事も忙しくなって、収入も少し増えるだろうが、
その増えた分でテンバガー株などを狙いすぎるのも危ないと思う。
上記にあげたものに少しずつでいいから投資しとこう。
あと大切なこと。
5.自分に投資する
読書でもいい。別に自己啓発本とかセミナーとかじゃなくていい。
30代こそ、自己研鑽を続けるべきだ！
頑張ろうぜ！30代！！
