【個別銘柄】面白いベトナム株の紹介 サオタ食品(FMC) ※2021年2月配当情報追記
新興国(この呼び方自体が不適切かもしれないが)の中で、
ベトナム市場はとくに面白い市場だ。
若い市場なのでまだまだ伸びていくと思われるし、
配当も割とよい。
そんなベトナム株の中でも【サオタ食品】についてご紹介したい。
1.サオタ食品(FMC)とは?
とくに有名なのがエビの養殖。
エビは世界的にも需要が高騰しており、
カップラーメンやSUSHIブームに乗っかって、
需要が急拡大している。
そんなサオタ食品は個人投資家に人気の銘柄だ。
なぜか…?
それはエビ需要の高まりやベトナム市場の成長率だけではなく、
高配当なこと!!
2020年5月13日現在、サオタ食品(FMC)の株価は26,650ドンです。
同じく、今日のドン/円は1000ドン=4.6円。
最低売買単位は10株以上となります。
26,650ドンは123円くらいですね。
(注:2021年1月から最低売買単位が100株に変更になりました)
つまり、購入のため必要な資金は1,230円程度。
(注:2021年1月以降は、12,300円程度になります)
ただし、手数料高いので、
30万円分くらい一気に購入すると手数料負けしにくいよ。
(現在価格で2,440株くらい?)
⇒ベトナム株が購入できる証券会社は
2.サオタ食品(FMC)の注意点
さて、先ほど上述した通り、配当金は約15%前後。
税金を考慮しても約8%前後はもらえると思われる。
しかし、それにしても配当月も配当利回りもバラバラ!
というか、ベトナム株自体情報が少なすぎる!!
実はこの記事を書くにあたり、調べられる限り、公式HPなども探してみた。
どのサイトもHPも、なぜか数字がバラバラ…。
おいおいみんな税金考慮した数値なのか、そうじゃないのか教えてくれよ。
ベトナム株への投資は情報が少なすぎて難しいことを認識しておこう。
3.サオタ食品怖くない…?
そう思わせてしまったのなら私の書き方が悪い。
すごく健全な成長をしている会社です。
ただし、キャッシュフローの出入りも激しく、
食品業界あるあるですが、利益率も低い。
しかし、30年チャートで成長拡大し続けている会社なので
今後の成長も見越して少額保有するのは面白いかなと思っています。
《会社概要》
■株価指標
52週高値:30,800(ドン)
52週安値:15,200(ドン)
2020年5月13日現在の株価は、26,650ドンです。
4月上旬はコロナの影響か、世界的に株価が下落しました。
サオタ食品も例外なく、一時期15,000ドン台まで下がりました。
過去30年チャートでは完全な右肩上がり。
10年チャートでも、リーマンショック時に同じく15,000ドン台まで下落しましたが
1年以内に株価戻るなど、割と株価は安定してます。
■主な事業
また、事業展開も面白いです。
冷凍エビの輸出を軸に創業し、エビの養殖から冷凍加工食品までを手掛けています。
エビ以外ではハスの根やサツマイモなども加工食品として生産しています。
食品製造機械の輸入も手掛けるなど、総合食品メーカーになりつつあります。
現在ではホテル、レストランの経営も手掛けていますが、
売上の9割は食品の輸出販売です。
4.勝手に投資判断
配当がいい!という理由だけでは選ぶな。
業績はいいけど、キャッシュフローが安定していない。
また、配当月も回数も利回りもバラバラ。(情報が少ない)
以上のことから、今後の成長を期待しながら少額を保有する!が理想かな。
え、私?私はもちろん手数料負けが嫌なので30万円分ぶちこんだよ☆
※1000ドン=4.6円(2020年5月13日現在)
2021年2月1日追記
◆2020年度のサオタ食品 最新配当情報です。
私はSBI証券で2240株持っています。
(注:2021年2月以降、100株以下の端数株はSBI証券で自動処理されるようです)
SBI証券では1,2か月遅れで入金になりますが、
2020年7月、2021年2月にそれぞれ配当金をいただきました。
2020年7月:1,789,242ドン(798ドン/株)・・・約8,300円(3.7円/株)
2021年2月:3,588,133ドン(1601ドン/株)・・・約16,490円(7.4円/株)
いずれも税引き後の金額となります。
1年の配当利率は約9%(税引き後)!!
税引き後でこの配当利率。
ちなみに取得金額から見ると10%くらい値上がりしてます。
入金額が数百万(ドン)なので大した金額ではないはずですが
なぜかウキウキしてしまいます。
なお、サオタ食品はエビの輸出関税の減額・免除化で今乗りに乗ってます。
もともと輸出の割合が多い企業なので関税の減額・免除化の恩恵をいっぱい受けてますね。
このコロナ禍にも関わらず、過去最高利益・最高株価も直近で更新してます。
みなさんもぜひこのビックウェーブに乗ってください!!(ドン!!)