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目的と目標と手段を混同するな!仕事や人生の指標にも!

目的と目標、そして手段…

混同しがちだよね。

 

仕事はもちろん、人生について考える際にも役立つ、目的・目標・手段の考え方を紹介するよ。

 

 

 

1.目的・目標・手段とは

ややこしいのも当然。だって目的と目標、手段は時として入れ替わるんだから。

 

そもそもの意味を解釈してみましょう。

  1. 目的 : 最終ゴール
  2. 目標 : 通過点、チェックポイント
  3. 手段 : どんな方法でそれを行うか

 

なんだぁ、簡単じゃんって思った?

 

でもマジでこの3つは混同しやすい。

 

事例を使ってみてみましょう。

 

 

 

 

 

1-1.目的と目標と手段が入れ替わる事例

 

小学生を例にとってみよう。

 

そんなあなたの目的は?目標は?手段は?

 

■小学生の事例
  • 目的:いい私立中学に行くため
  • 目標:内申点とテストでよい成績を目指す
  • 手段:塾に行く

 

しかしこれがもし、良い成績を取る事にフォーカスするとどうなるか…

 

  • 目的:よい成績をとるため
  • 目標:次のテストで100点を目指す
  • 手段:毎日予習と復習を続ける

 

あらら?

 

 

ではここで次のテストで100点取ることにフォーカスしてみましょう。

 

  • 目的:次のテストで100点とるため
  • 目標:記憶の定着を目指す
  • 手段:やったことの反復練習をする

 

当たり前っちゃ当たり前ですが、1番最終のゴールが変わればチェックポイントも変わるし、アプローチ方法も変わりますね。

 

 

でもこれ、仕事や人生でもよくあることですよ。

 

 

 

■仕事の事例
  • 目的:今年度の売上達成するために
  • 目標:製品Aをターゲットに訴求する
  • 手段:ターゲット層が多く来場する展示会への出展

 

これが展示会の企画担当の下っ端だと

 

  • 目的:展示会を盛況にするために
  • 目標:チラシを1000枚配布する
  • 手段:ド派手な広告を打つ

 

とかになります。

 

 

逆に展示会を利用した販促を考えてる営業は

 

  • 目的:今月の売上を達成するために
  • 目標:展示会来場者50名をフォローする
  • 手段:名刺獲得とテレアポ訪問

 

みたいになります。

 

 

よく上司から『目的がズレてる』とか言われる人はこのマインドに陥ってます。

 

私もよく言われます…。

 

結局、仕事は全て会社の利益のため(目的)

 

つまりは展示会は手段でしかなくて、目的や目標にはなり得ないのですが、どうしてもイチ担当者や営業マンだと手段が目的になってしまいます。

 

会社→上司→部下の流れで考えると、売上や利益が目的になって、その目的を達成するチェックポイントとして目標があって、目標をひとつひとつこなしていく方法として手段がある…とロジカルに考えられるようになる。

 

会社の上司や経営者と同じ方向を見るには、

『目的』を会社の売上や利益に繋がるところに設定すればよいのです。

 

これが出来るだけで仕事の捉え方、進め方が劇的に変わります。

 

 

 

どうせなら人生の例も出してみましょう!

 

 

 

■人生の事例

 

  • 目的:普通の幸せな家庭を築くために
  • 目標:マイホームを建てる
  • 手段:マイホームの頭金の貯蓄

 

 

これを1段落とし込むと

 

  • 目的:マイホームを建てるために
  • 目標:頭金を建築資金の3割貯める
  • 手段:家計見直しと節約

 

 

もっと落とし込むと

 

  • 目的:マイホームの頭金3割貯めるために
  • 目標:通信費など固定費を見直す
  • 手段:格安simスマホに変える

 

 

目的と目標と手段が入れ替わることは理解出来ましたか?

 

でもうまく活用すれば色々と役に立つんです。

 

 

 

 

 

1-2.目的と目標と手段の活用

 

先程例に出した小学生。

この小学生は私立中学受験を目指してます。

 

そんな彼がどう目的と目標を立てていくのか

事例を通して考えてみましょう。

 

 

 

■小学生の事例
  • 目的:私立中学へ入学するために
  • 目標:模試でA判定を取る
  • 手段:難関中学の過去問を5年分解く

 

この大目的である私立中学へ入学!という点を忘れてしまうと、模試でA判定とることが目的となってしまったり、テストでいい点とることが目的になってしまいます。

 

目的はあくまでも最終ゴール。

目標はチェックポイント。

 

なので目的はブレずに、目標を細分化して、目標毎に手段を選んだ方が賢いやり方だと思います。

 

  • 目的:私立中学へ入学するため
  • 目標①:次のテストで100点とる
  • 目標②:模試でA判定とる
  • 手段①:(目標①に対応した手段)学校のノートを読み返す
  • 手段②:(目標②に対応した手段)模試の過去問を解く

 

このように組み立てて行けば、目的はブレずに、それに至るルートを考えることが出来ますね。

 

 

  1. 目的はひとつに絞る。多くてもふたつまで。
  2. 目標を段階的に設定する。
  3. 手段は目標に応じたものを選ぶ。

 

この考え方が出来れば何にでも使えるぞ。

 

 

日常生活も仕事も人生も、目的を持って、ステップアップしていける。

 

 

 

もうひとつ事例を使ってみよう。

 

 

■マイホームの事例

 

そもそもマイホームは目的ではない。

だって、人生の目的がマイホームを建てるためなんてそこから先の成長が見えないじゃないか。

 

つまり、『マイホームを建てる』ことは目標のひとつにしかなり得ない。下手すりゃ手段でしかない。

 

マイホームが最終ゴールなんて、そんなの、『手段の目的化』だ。

 

 

  • 目的:よりよい人生を家族優先でほのぼのと過ごすため
  • 目標①:人生計画を定期的に見直し、よりよい人生を過ごす
  • 目標②:家族仲良く一緒に過ごせる時間をつくる
  • 手段①-1:(目標①を達成するために)より給料の安定している会社に転職する
  • 手段①-2:(目標①を達成するために)子供の学資保険を今から始める
  • 手段①-3:(目標①を達成するために)マイホームを建てる

 

 

少し端折るがこんな感じ。

 

 

さらに付け加えるとしたら手段の下にアクションプランとして、実際にどんな行動や活動をしていくか具体的に細分化してもいいね。

 

例えば、

 

  • アクションプラン①-1-1:(手段①-1の実行動として)転職エージェントから求人情報を集める。
  • アクションプラン①-1-2:(手段①-1の実行動として)求人情報から自分が妥協出来るところ、出来ないところをハッキリさせる。 

 

こんな感じ。

 

 

くどいようだが改めて、『目的はひとつに絞る。多くてもふたつまで。』

 

目指す最終ゴールはブレないことが鉄則だ。

そのためには目的は目の前のことではなく、もっと先のこと…。

 

目標を達成して、次の目標を達成して、さらに先の最終目標。

 

人生の場合、人生のテーマと言い換えてもいいかな。

 

仕事の場合なら、会社の利益や売上につながるところ。

 

日常生活の場合、なりたい理想の自分像。

 

こんなものを目的に設定しよう。

 

 

 

 

 

 

 

2.まとめ

 

目的・目標・手段を混同しないようにするためには、

 

【目的】

  1. 目的はひとつ。多くてもふたつまで。ブレないこと。
  2. 目的は目標を達成して、次の目標、さらに先の目標を達成した最終地点。
  3. 目的は『人生のテーマ』や『会社への利益貢献』、『なりたい理想の自分像』を設定しよう。

 

【目標】

  1. 目標は目的に至るためのステップアップ。チェックポイント。
  2. 目標は達成する毎に目的が近づいてくる。

 

【手段】

  1. 手段はあくまでもイチ目標を達成するための方法。
  2. 手段は目的でも目標でもない、小さな話。手段の目的化だけは絶対に避けよう。

 

【アクションプラン】

  1. アクションプランはイチ手段の具体的な行動計画。
  2. 実際にその方法(手段)をとるにあたって、何をすべきか細分化した活動計画。

 

 

 

この考え方を活用して(手段)、ひとつひとつこなしていくことで(目標)、よりよい人生目指そうぜ!!(目的)

 

 

私も日々、頑張ります。

 

 


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