よりよい働き方考察(ミドルエイジからの天職)
ミドルエイジとは、おおよそ30代~50代までを指す、雑誌・広告用語です。
働き盛り!子供の養育費!マイホームローン!三重苦に陥る人も多く、迷える世代とも言えます。
そんなミドルエイジ向けに天職とは何か、よりよい働き方とは何か、を問いかける記事です。
1.ミドルエイジの働き方
一般的にミドルエイジの働き方とは、勢いや若さだけで突っ走れた20代が一旦終了し、自身のスキルや経験をベースにした働き方が求められます。
具体的には、
- 一通りの業務を一人でこなせること
- 部下や後輩のマネジメント
- 会社への貢献
がより一層求められる世代です。
と、このように書くと不安になりませんか?
私もこう書かれると『一人で仕事回せてるかな…?』、『部下や後輩の指針として役立っているかな…?』、『会社に貢献なんて出来ているかな…?』と不安になります。笑
でも、安心してください!
29歳まで自己成長!何でも勉強!だったのが
30歳になった瞬間、『会社への貢献』や『後進へのマネジメント』をまともに出来るようになるわけではありません。
というか、なれませんと言った方が正しいかな。
何事も順序が大切。
以下に説明していきます。
2.ミドルエイジになる前に
ミドルエイジになる前の20代、どう過ごしてきましたか?
- がむしゃらに仕事してきた!
- 上司の理不尽に堪えてきた!
- 目の前のこと精一杯やってきた!
上記のように今まで過ごしてきた仕事を評価・分析するのであれば、今後は捨てていきましょう。
何故なら、全て自己本位だからです。
考え方を少し変えてみましょう。
- がむしゃらに仕事してきた!
→他部署のことを考えて、期日より1日でも早く自分のフェーズを終わらせるよう留意した!
- 上司の理不尽に堪えてきた!
→ひとつ上、ふたつ上の役職者が求めることを察知・理解し、なるべく意向に添えるよう事前に考えて仕事した!
- 目の前のことに精一杯やってきた!
→全体を把握し、待ちの姿勢ではなく、自分で何が大切か、優先事項を考えて取り組む!
今現在、20代ならこのように考え方を改めて見て。
もう既にミドルエイジなら今日から実践。
今現在出来てなくてもいいんですよ。
これから出来ればいいんですから。
ここで言いたかったことは、
ミドルエイジになる前に自分本位での働き方を改めて、組織で働いていることを再認識しようということ。
この視点が出来るか出来ないかで今後の会社人生が変わります。
3.ミドルエイジになったら
いや、俺もうミドルエイジのおっさんだよ!って方も大丈夫。
どんな会社も個人のフリーランスでない限り、組織に属して働くことになると思います。
もう既にミドルエイジの方は先程あげた、
組織で働いていることを再認識する。
これがまず第一歩です。
言葉では分かっていても、具体的な行動になかなか繋がらないジレンマはありますが…。
組織で働いていることを再認識した上で、
ミドルエイジの人は、
①自身のスキル・経験の棚卸しをする
②やりたいこと、やってみたいことを整理する
③今後かかる諸経費を試算してみる
④自分を分析してみる
⑤定年まで続けられる?を改めて自問する
以上の5項目をやってみて欲しい。
①自身のスキル・経験の棚卸しをする
ミドルエイジは最低でも6年ほど社会人を続けているはず。
空白期間の有無はあるかもしれないが、
それはこの際あまり関係ない。
30代までに培ってきたスキルや経験って何だろう?ということを把握することが本項のテーマ。
本業以外でもいいですよ。
資格や業務上学んできたもの、副業に関することでも趣味の範疇でもいいです。
他人より出来る!と思うことや興味あることはどんどん書き出していこう。
出来れば分野別、ツリー形式にしておくとあとで振り返りしやすいですよ。
付箋とかに書いていって、あとで分類していくのが楽かなぁと思います。
②やりたいこと、やってみたいことを整理する
先程のスキルや経験と同じく、やりたいことややってみたいことを箇条書きしていきます。
好きなもの、興味あることと言い換えてもいいですね。
あえて①と分けたのは、今の自分が持ってるスキルや経験だけに固執しないようにするため。
生き方を狭める必要はないですよ。
これも分野別、ツリー形式にしておくとあとで見た時にわかりやすいですよ。
③今後かかる諸経費を試算してみる
例えば今の生活費から逆算して、今後の生活費を試算してみましょう。
お金を得るためには何かしらの収入源がないといけません。
貯蓄で賄えたら苦労はないのですがなかなかそうもいかないでしょう。
今の仕事で得られている収入を基本ベースに、いくらあれば足りるのか?いくらなければいけないのか?の境界線を知ることが次に繋がります。
月に10万あれば足りるのか?20ないと厳しいのか?等、具体的な金額を把握してください。
これを知っておけば現業を続けるべきか、好きなものや興味あることに思い切って転職してもいけるのか、あるいは辞めておいた方がいいのか…家族を説得する資料にもなり得ます。
3ヶ月分以上の家計簿も付けておくといいですね。複数年だとベストです。
④自分を分析してみる
ここまで自分の持ってる才能(スキル・経験)、好きなこと興味あることをまとめてきました。
また、生活費についてもまとめてきました。
ここでは自分をより深く知るために深堀していきます。
今までは目の前の仕事で精一杯だった人も、
1度棚卸しと見つめ直しの機会を作りましょう。
- スキルや経験のなかでより鋭く、伸ばせそうなものは?自分の武器は?
- 好きなことや興味あることで続けられそうなものは?
子供時代に遡ってみてもいいですよ。
野山かけまわる方が好きだったのか、
家で絵を書いてる方が好きだったのか。
子供時代の方が欲求に忠実です。
その分、自分の性に合っている可能性が高い。
時間軸を未来↔現在↔過去と色々変えてみて、何が本当に好きなのか、嫌いなのか、やってみたいのか、単なるミーハーなのか考えてみましょう。
先程出した①②を精査していくようなイメージですね。
⑤定年まで続けられる?を改めて自問する
④でかなり深堀してくると⑤も見えてきます。
現業でいいかどうか。
転職または独立すべきか。
正解がないからこそ、とことん悩むと思います。
でもいいんです。
ミドルエイジこそ、迷える世代。
会社ではそこそこの責任を持たされ、家庭では子供や家のローン。
身動き取れない!と思い込むとますます自分を追い込んでしまいます。
うつ病の最も多いのがこのミドルエイジ世代です。
悩んで悩んで、現業続ける。でも大丈夫。
悩んで悩んで、同業他社へいく。でも大丈夫。
4.ミドルエイジの天職とは
天職と聞いて何を思い浮かべますか?
- 感謝されて感謝する、ありがとうが循環する社会貢献性の高い仕事
- 生き生きと才能を爆発させる芸術家
やりがい、生きがいを感じたい。
でもそこそこの収入は確保したい。
出来れば定時あがりで残業代ちゃんと出るところがいい。
そんなのみんな一緒です。
ただ、どこで妥協ができるのかのボーダーラインは人によって違います。
むしろばりばり残業して稼ぎたい人もいます。
結局、天国のような職業、なんて感じ方次第。
ある人にとっては天職でも、別の人にとってはブラック。なんてことよくあります。
自分のことは自分で調べて、決めるしかない。
他人のアドバイスも聞くべき時はありますが、あくまでもアドバイス。
(転職エージェントとか、他業界の人とか)
まったく全員が成功する人生のロールモデルなんてないので。
自分でやりたいやってみたいと思えば後悔が減ると思いませんか。
今が嫌なら我慢し続けなくてもいいと思います。
他人は好き勝手言ってくるけど所詮他人です。
今辞めたら次はないぞとか、辞めぐせがつくとか、根性論精神論とか。
そんなことないので安心して、これだ!と思うの見つけてください。
副業としてこっそり活動してみるとか、同人サークル探すとか今の時代は何でもやれます。
あとはやる気とタイミングだけ。
ぜひ素敵なミドルエイジ過ごしてくださいね。