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社畜だけど退社…いや、卒社したい

普通の企業に務めながら10年足らずで1000万貯める方法

早いもので2020年が終わりますね。

 

コロナだなんだでこの1年は激動でした。

 

飲食関係は仕事が立ち行かずに、

やむなく閉店…なんていうところもあったと

聞きます。

 

さて、今日は普通の企業に務めながら、

わずか10年足らずで1000万なんて

貯められるの?を切り口に、話を進めます。

 

30代でも40代でも遅くありません。

20代ならなおのこと。

 

1000万の金融資産がない全ての人が対象です。

 


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1.普通の企業ってなに?

 

そもそも普通ってなんじゃらほい!

 

ここで言う普通とは、ごく平均的な日本企業を指します。

 

具体的には、

  • 月の給与が手取り20万前後
  • ボーナスは1~2ヶ月分×2回

 

俺もっと多いよ少ないよは

あまり関係ありません。

 

今回はモデルケースとして

  • 月の給与手取り:18万(年216万)
  • ボーナス1ヶ月分×2回(年36万)
  • 年間手取り:252万

で計算します。

 

固定費の概算のために居住地は東京。

1K/1DKの家賃相場7.5万を使います。

 

 

2.モデルケースの年間収支

 

大卒3年目の25歳・独身とします。

性別はどちらでも良いです。

貯金はほぼナシとしましょう。

今のところ昇給もゼロとします。

 

また、5年後の30歳で結婚したとしますが、

お相手の収入を合算するとややこしいので

お相手は専業主婦(夫)として数えます。

 

以上の仮定から、

 

《収入》

  • 月手取り:18万
  • ボーナス:18万(夏/冬)

 

《支出》

  • 家賃:7.5万
  • 生活・光熱・雑費:諸々で7.5万

 

《貯蓄》

  • 収入-支出=3万/月
  • 年間見込(手取り):3万×12ヶ月=36万
  • 年間見込(ボーナス):18万×2回=36万
  • 年間総合計:72万

 

 

とします。

 

 

3.では年72万の余剰資金をどうする?

 

さて、ここからが本題です。

年間の貯蓄が72万しかありません。

 

10年で720万。

 

これではとても1000万には及びませんね。

300万ほど足りないのをいかにして補うか。

 

①家計の見直し

 

当たり前ですがどんなに仕事頑張っても急には給料増えません。

 

なので絞れるところから絞りましょう。

 

まずは保険の見直しや通信料、家賃などの固定費から始めましょう。

 

保険について

 

そもそも25歳で独身なら高額な生命保険なぞ不要です。

 

家族が増えてから考えればいいです。

 

医療保険あたりも会社の団信だと安く、民間保険と同等かそれ以上のものに入れることもあります。

 

掛け捨てにはなりますが都民共済やネット型の保険でも安くなりますね。

 

生命保険なら家やマンション買うと入らされる団信で補う手もあります。

 

私は掛け捨ての医療保険と貯蓄性のある生命保険に入っていますが、生命保険は団信で補えるので解約返戻金がある程度戻ってきそうな〇年後に解約しようかと思ってるくらいです。

 

保険は、急な出費が耐えられない!払えないよ!という人のためのものです。

 

いざと言う時には助かりますが、その『いざ』が来るか来ないかわかりません。

 

生命保険は死んだり、満期にならないと効力を発揮しないし、医療保険は怪我や病気のときにしか効力ないので普通に働けるくらい元気なら安くて最低限のもので充分かなーというのが私の持論。

 

しかしながら、がんで亡くなった身内がいる場合等、備える必要があるケースもあるので不要とは言いません。

 

また、自動車保険や火災保険のような必須のものには入っておきましょうね。

 

 

通信料について

 

第4の通信キャリアとして楽天が出てきましたが、

 

今のところ、通信の不安定さも否めないので、docomoのahamo(20GB/2980円)などが

いいと思います。

 

また、格安SIMでも1000円台のところが多数あります。

 

スマホに5000円近く払っている場合はすぐに変えましょう。

 

ネットも動画見るならスマホとセットで安くなる所があります。

 

持ち運びができるタイプか否かでも選択肢が変わりますが、2年縛りのなくなるタイミングで安いところに切り替えて見ましょう。

 

家賃について

 

東京で家賃7.5万は安い部類ですが、

もっと安いところは山ほどあります。

 

住めば都と言うので妥協できるところ、できないところをリストアップして、1度検索してみては。

 

たとえ会社から補助が出なくても、引っ越し代をうまく節約すれば越した方が得になるケースも。

 

頼む友人がいない?大丈夫。

引越しは相見積で、混んでる3月付近を避ければだいぶ価格変わります。

 

会社までの通勤経路だけでなく、よく遊びに行くところや生活圏内のスーパーの数など気になる点は多いですが、

 

駅徒歩15分や築年数20年以上など妥協することで数万は変わってきます。

 

 

 

固定費の見直しが終わったら次は光熱費や交際費、雑費などを見直ししてみましょう。

 

無理して節約すると節約疲れしてしまいます。

 

節約は楽しみながらやれるのが一番!

 

例えば、ポイント活動。

 

日々の支払いを楽天カードで済ませれば

会計時の1パーセントがポイントに。

 

電気やガス代などの公共料金をカード払いするだけでもポイントつきます。

 

クレジットカードやポイントカードは何枚も持つ必要はありませんが、育てるカードを2、3枚に絞って賢く使えば年数万は浮きますよ。

 

食費や服や飲み代も必要以上にケチる必要はありませんが…

 

例えば外食を減らして自炊してみたり、

飲み物は水筒に入れてみたり、

服はコレ!と決めた服だけで過ごしてみたり、

 

意外と月々無駄な出費してるもんです。

 

やれるところから削っていきましょう。

 

 

 

 

これで月1~2万は削減になると思います。

 

 

 

②余剰資金を給与3ヶ月分貯めてみよう

 

日々の忙しさの中で転職を考えている人もいるかもしれません。

 

また、急な病気や怪我で働けなくなることもあります。

 

おおよそ3ヶ月分の生活費があれば凌げると言われています。

 

コロナ禍で転職市場が混乱しているので

半年分程あると安心ですが…まずは貯蓄癖をつける為にも3ヶ月分貯めてみましょう。

 

先程の節約生活が回るようになってきたら月5万は貯蓄に回せるはず。

 

日々の家賃と生活費の合計は15万でした。

そこから2万ほど節約できているので

13万×3ヶ月=39万を貯めていきましょう。

 

ボーナス加算なしでも8ヶ月で達成出来るはずです。

 

6ヶ月に1度ボーナスあるので、最短4ヶ月程度で貯められますね。

 

3ヶ月分貯められたら、それを半年分、1年分と伸ばしてみてください。

 

ちょっと気が楽になってきたのではないでしょうか。

 

 

③生活費1年分貯まったら投資してみよう

 

生活費13万×12ヶ月分=156万貯まれば、

何故だか強くなった気がしませんか?

 

モデルケースの場合、月5万×12ヶ月=60万、ボーナス36万/年なので1年半~2年ほどやれば156万貯められるはずです。

 

100万以上貯めた!って言うのが自信になり、ますます貯めることが楽しくなってきます。

 

でも安易に使うのも勿体ないし、そのまま定期預金に預けるのも勿体ない。

 

とはいえ、投資なんて怖い。

 

そんな投資初心者こそ、積立NISAあるいはidecoを始めてみましょう。

 

積立NISAとは

 

国が定めた投資信託と呼ばれる金融資産を毎月一定額購入する仕組み。

 

売買手数料はゼロ円。保有にかかる経費も低額に抑えられている。

 

MAX3.3万/月、40万/年まで購入可能。

 

最大のメリットは、売却時の利益にかかる税金が免除されている点。

 

idecoとは

 

内容自体は積立NISAと似ているが、会社員か自営業(専業主婦・主夫含む)か、また、会社内に確定拠出年金があるかないかによっても限度額が変わる。

 

確定拠出年金のある年収400万前後の人だと月々1.2~1.8万程度まで掛けられる。

 

原則60歳までおろせない。

 

最大のメリットは掛金分が税額から控除される点。

 

 

 

どちらも国が認めた投資商品なので値下がりリスクはあるが、破綻するリスクは低い。

 

無難なところとして、

  • 世界中の株式に投資するタイプ

を選んでおけば少ない資金でも世界中に投資していることになれる。

 

積立NISAなら20年間非課税なのでMAXまで掛ければ、20年×40万=800万+‪α‬の期待値が持てる。

 

idecoは税額控除のため、計算が少し難しいが、25歳から1.2万ずつ掛けていれば、60歳までに約80万円分の税金を支払わなくて済むことになる。

 

運用結果に寄らず、税金控除が約束されている分、より安心できるのがidecoのいいところ。

 

もちろんどちらか片方ではなく、両方実行すれば効果は大きいです。

 

積立NISA+idecoなら

 

月3.3万+月1.2万=4.5万!!

 

まだここに毎月0.5万の余剰資金とボーナス36万もあるので年間96万ずつ貯金増やせそうですね。

 

投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門

 

 

4.ほいでほいで?

 

25歳からの1年半~2年間で

1年分の生活費156万!

 

27歳からは1年で96万ずつ!

  • 積立NISA+idecoで毎月4.5万、年間54万!
  • 余剰資金毎月0.5万、年間6万!
  • ボーナス年間36万!

 

30歳時点での見込は

  • 現金:156万+126万=282万

        (27歳から3年間の余剰資金とボーナス)

  • 金融資産:162万+‪α‬

となります。

 

さて、25歳から5年で

総資産444万+‪α‬となりました。

 

でもまだ1000万には届きませんね。

 

積立NISAとidecoは国が認めるほど安心。

逆に言えば、運用リターンもそこまで高くないのです。(定期預金よりはよっぽど効果ありますが)

 

では30歳からの攻めの姿勢は?

 

30代はライフイベント盛りだくさんですね。

仕事も昇格や昇進、中堅社員となって、

今までより忙しく、責任も持たされるでしょう。

 

結婚や妊娠・出産・子育て、家を買う人もいるかもしれませんね。

 

つまりもっともっとお金がいるのです。

 

もしモデルケースのように昇給のほぼない会社だとしたら…

 

①もっとリターンを求めた運用を開始する

 

まずは配当利回り4パーセント以上の株を買ってみましょう。

 

参考までに、日本株なら日本たばこ産業あたりが配当利回り高くておすすめです。

 

株価にもよりますが、だいたい6~7パーセントほどです。

 

他にもENEOS三菱商事オリックス三菱UFJリースあたりも5パーセント程度ですね。

 

株価が暴落して結果的に配当利回りが高いものは、配当廃止や減配の可能性があるので5パーセント以上のものは業績が悪くなってないか見た方がいいでしょう。

 

PBRなどの指数も見ておくと、その株が割安かどうか判断できるのでより良いですね。

 

配当利回りが5パーセントあれば100万円買った株が、5万円産んでくれます。

 

現金のうち、1年分の生活費を除いた126万円をこうした個別銘柄投資に当ててみてはどうでしょう。

 

126万円あれば色々と買えそうですね。

 

ひとつの銘柄だけ集中して買うのはあまりおすすめしませんが、

 

JT(日本たばこ産業)ほど大きい会社なら倒産しないと思うので、

 

最低単元100株で約20万のJT株、

600株分ドカンと買うのも面白い!?かも。

(見込リターンは120万円の7パーセントで8万円ほど?)

 

私は怖いので10万程度で買える株も含めて3、4銘柄分けて買います。

 

高配当だから!という理由だけで株を買うのだけはおすすめしません。

 

きちんとその会社がどんな会社で、何をしてるか、そして業績がどうなっているのか調べてから買うようにしてくださいね。

 

 

 

②もっともっと手広くやってみる

 

先程は国内の個別銘柄の話でした。

日本国内ならニュースも出てくるし、

情報も多く、調べられるからです。

 

しかしもっとリターンを求めることもできます。

 

それが海外株です。

とりわけ年に4回も配当がある米国株が

おすすめです。

 

米国株は日本よりも平均配当利回りが高く、

情報も比較的入りやすい。

 

そういった意味で米国株をおすすめします。

 

※海外株の手数料は高めなので、手数料安いところで買いましょう。また、海外株の売買は何も申告しないと、現地国と日本で二重に税金がかかります。確定申告で取り戻せますが、一定規模以上でないと確定申告のほうが手間かかるという説も…。

 

実際には積立NISAやidecoで世界株式を選択していれば投資してるようなもんですが、

 

どうしても投資信託保有してるだけで中間マージン取られてます。

 

それなら自分で自分の好きな会社の株を買ってやろうの魂胆です。

 

とはいえ、所詮は素人なのでまずは何かの指標に連動しているものをおすすめします。

 

それがETFと呼ばれるものです。

少額から投資できる長期上昇期待「米国ETF」セレクション2021年1月号

例えばVTI(アメリカの主だった企業に投資してるもの)あたりです。

 

慣れてきたらコカ・コーラマイクロソフトなどの銘柄にもチャレンジしてみましょう。

 

日本と違い、1株から買えるので挑戦しやすいと思いますよ。

 

※為替手数料、取引手数料など、諸経費が高いのであまり1株ずつ買うような少額はおすすめしません。

 

 

 

ここまでで、126万の現金が年間5万(4パーセントの配当利回りの場合)産む個別銘柄に変わりました。

 

値上がりしたら売るのもよし、配当をもらい続けるのもよし。

 

途中でまた現金も入金しながら年4パーセント利回りで運用し続ければ、30歳からの3年間でかなり貯めることが出来るのでは。

 

33歳時点での見込は

現金:156万

金融資産:324万(積立NISA+ideco)

                 126万(個別銘柄初期投資額)

                  288万(3年間の追加入金投資額)

                  16万(毎年の配当4パーセント)

総合計:820万

 

もう1年やれば、

34歳にして、

現金:156万

金融資産:378万(積立NISA+ideco)

                 126万(個別銘柄初期投資額)

                  384万(4年間の追加入金投資額)

                  20万(毎年の配当4パーセント)

総合計:1064万

 

 

25歳から9年後の34歳でついに1000万を超えました!

 

配当を再投資すればもっともっと伸びていきます。

 

雪だるま式に。

株の入門書1年生 もう老後2000万問題で悩まない【初心者】【投資】

 

 

老後2000万だの3000万だの、

その気になれば手取り18万でも9年で1000万です。

 

1000万超えてからはもっともっと早くなります。

 

実際には積立NISAやidecoの運用益もあるので8年で貯められる人もいるかも!?

 

皆さんも2021年は投資元年にできるよう、

まずは1歩踏み出してみてくださいな。